スレート屋根の塗装時は縁切りが必要です

　スレート屋根の塗装時に縁切りと呼ばれる工程があります。
これはスレート屋根の場合、塗装することで塗料が密着してしまい、通気の確保ができなくなることで雨漏れすることがあるためです。
その際にタスペーサーと呼ばれる部材を使用するのが一般的です。

　塗装業者の中でも、縁切りをする業者としない業者で意見が分かれます。
基本的に縁切りは必須なので、しないという選択肢は私にはありません。
ただ、タスペーサーを使用して縁切りを行うことのデメリットがあるのも事実です。
それは隙間を作ることによって、スレート屋根が割れやすくなってしまうことです。
タスペーサーを使用せずに縁切りする場合、仕上がった屋根の上に上がって塞がった箇所をカッターで切り込みを入れて密着を解消させます。
この方がデメリットがあると私は思います。

塗装工事には百点満点がありません。
必ず使用する塗料にも、メリット・デメリットがあります。
それらを考慮して塗装工事を行うようにしてください。