ハウスメーカーのシーリング施工(ALC)について

目次

ALCで有名なのはヘーベルハウスさんのパワーボード

ハウスメーカー施工の一例

これはALCの壁面に吹付塗装されたものです。
わかりづらいですが中央部には目地シーリングが施されています。
サイディング板と違い、吹付塗装されている場合シーリングの劣化がそれほど見られないことが多いです。
このような場合でもシーリングの打ち替えが必要なのか難しい部分です。
それでは打ち増しすれば良いのか、業者によっても考えは様々です。

既存のシーリング材の上から打ち増しすることが多い

このような場合は既存のシーリングを撤去するのが困難です。
それはまだシーリング材が活きているためです。
あえてシーリング補修を行わずに塗料を塗布するだけの塗装を選ぶ業者もいます。
コスト削減だけでなく、見栄えが悪くなる(補修跡が目立つ)ためです。
劣化状況にもよりますが、シーリング箇所に剥離などが見られない場合は打ち増し補修でよろしいと私は考えます。

打ち増しの場合、マスキングテープで養生する場合としない場合があります

マスキングテープで養生してシーリング補修をするとラインがまっすぐ出てキレイに見えます。
その反面補修をした感が出てしまい、塗装後にシーリングのラインが見えるのが嫌だという方もいます。
コスト削減のためにテープを貼らずに補修する方もいますが、必ずしもそれだけの理由ではありません。
シーリング箇所がALCの場合はサイディングよりも一般的に多いため、テープで養生するかどうかは工事金額にも大きく反映します。

シーリングの劣化している例

開口部(窓まわりなど)にシーリングの剥離が見られることが多いです。また、ALCは劣化が進むと軽石のようにボロボロと削り落ちてしまうため、劣化が見られる前に塗装するのが理想です。

塗料の密着が良いシーリング材を使用する

ALCの場合サイディング板と違い、化粧打ち(シーリングの上を塗装しない)することがほとんどありません。
そのため塗装を前提としているため、塗料の密着が良いシーリング材を使用します。
中里塗装ではオート化学工業のCP-1を使用します。

シーリング補修完了

ハウスメーカーの高額な見積りに驚かれているお客様は大勢いられます。現在は元請け企業としての工事しか行っておりませんが、ハウスメーカーの下請け経験豊富です。ハウスメーカー施工のお家のお客様は一度ハウスメーカーで見積りを取られてからご相談ください。同じ内容で塗装すれば問題はありません。

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