相見積もりを取られる方が多く、それ自体に特に問題はありません。相場がわからず、その金額が適正なものなのかを調べるためには必要です。ただ、塗装の内容が異なれば金額が異なるのも当然で、しっかりとした工事をする業者が悪徳業者のように見られる場合もありますが、それは違います。

見積書に記載された使用する塗料名が同じであるため、塗装工事の内容が同じだと簡単に思ってはいけません。施工する側から見れば、それなりの仕事ときっちりとした仕事に大きな差があります。特に営業マンの説明は現場を知らない人間による安易な考えからの発言です。簡単に物事を考えているため、私からすれば無責任な発言と捉えてしまいます。良いことばかりを説明する業者は特に注意が必要で、塗装のトラブルで多いのはそんなこと聞いていなかったということです。つまり、お客様にとってマイナスになるようなことは説明しません。彼らは仕事を取ることに力を注いでいるので結果としてそのことにマイナスになるようなことの発言は聞かれない限り言わないものです。それは誠実ではないと思いますが、現実はそのような世界です。

営業の者と施工する者が同じであることをお勧めします。それは当初の予定とは異なる工事になることがあるためです。また追加費用などの発生もあり、営業と施工側の打ち合わせができていないこともあります。こうした方が良いと思うことがあっても、見積りに入っていないので無視してくださいという言葉をこれまで嫌ほど耳にしました。結局は仕事を取ることが目的で、後の工事の内容など関係ないようでした。こんな営業マンの給料を現場で必死に働いている職人たちが稼いであげていると思うと本当に悔しいとしか言えません。

自社施工と言いながらも実際は下請け企業が工事をしている会社も少なくありません。私自身、他社からの依頼の工事は中里塗装であるということを伏せて、その会社の名刺まで作らされました。お客様を騙しているようで仕事をしていても決して気持ちの良いものではありませんでしたが、仕事と割り切っていました。今はその必要もなくなり、元請け企業としての仕事しかしておりません。

見積りは無料でどこの会社も対応してくれると思います。ただ、無料とはいえ人件費などは実際かかっており、無料だからと何社も見積りを取ってそれに対する返事すらしないお客様が中にはいらっしゃいます。偉そうなことを言ってしまいますが、そういったお客様はほとんどが業者選びに失敗しておられます。断りにくいお気持ちは理解しますが、お電話しにくいようであればメールでも構いません。それが人としての最低限のマナーだと私は思います。
類は友を呼ぶように、お客様の対応によって集まる業者が決まるのではないでしょうか。とにかく安い業者を探しておられる方は結果的に将来における工事費が高くなるということを知っていただければと思います。物のように同じ物を販売しているのではありません。塗装は技術などではなく、信頼・信用というものを販売している職種ですから。

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加古川市・明石市・神戸市で外壁塗装をご検討の方は、一度ご相談ください。
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