お客様に満足してもらえる塗装工事を目指します
中里塗装の代表の中里裕輔(なかさと ゆうすけ)と申します。お酒は飲めません。タバコも吸いません。ギャンブルもしません。自分で言うのもなんですが、真面目で面白くない人間です。ですが、責任感と何事に対しても感謝する気持ちを持って仕事に取り組んでいます。
別にこれだけ丁寧にしていると思われたいわけではありません。結果としてそのように思っていただけることは有難いことですが、私の意図とは違います。どうせするならきちんとしたい、ただそれだけなんです。
中途半端な事が嫌いです。手を抜くか、徹底的にやるかどちらかです。普段の掃除などはそれなりです。ですが、大掃除などは徹底的にやります。それは普段やらないからこそ、しっかりとやらなければいけない。外壁塗装も同じではないでしょうか。お客様にとって10年に1度の大切な工事なのに、手を抜いてしまうと次が大変なことになります。
お客様に納得してもらうのではなく、満足してもらえる塗装工事を目指します。中里塗装で外壁塗装をしてよかったと必ず感じてもらえる自信はありますので、ぜひご協力させてください。
中里塗装代表が語る『仕事愛』
【関西でリフォームするならピタリフォTV】さんにインタビューを受けました。
是非動画で中里塗装代表の思いをご覧ください。
塗装職人を目指したのは父親の影響
元々大学を卒業してサラリーマンをしていました。仕事が辛いということはなかったのですが、やりがいは感じませんでした。上司と仲良くしていれば自然と出世することができ、建前の付き合いに嫌気を差したのがきっかけです。
塗装業をしていた父親の影響で、会社を辞めてから何もすることがなかった私は手伝いとして働き始めます。とても厳格な父に私は毎日現場で怒鳴られていました。今の若い子であれば1時間も働くことはできないでしょう。周りの職人さんがいつもかばってくれ、親子でなければ私もすぐに辞めていたと思います。
毎日雑用ばかりさせられ、自分が塗装業の仕事をしていると感じたことがほとんどありません。いつも父親が作業をしているのを眺めてイメージ練習するのがほとんどです。今の若者は初めから刷毛などで塗装させてもらえているのが羨ましく思います。私は刷毛を持たせてもらえるまで3年かかりました。それまで雑用や掃除など、はっきり言って楽しいと感じる仕事ではありません。でも、この3年があったからこそ、仕事に対する姿勢というものを学んだように思います。
当時は腹立たしさしかありませんでしたが、今では感謝しています。なぜならそれが私の中で当たり前になったからです。他の職人さんと仕事をしていてもやり方が違います。
「そんな丁寧に仕事していたら儲からへんで」
この言葉がいつも気になっていました。巧遅拙速が塗装の世界では普通です。どんなに良い仕事をしていても、時間をかけすぎていてはダメ。それならある程度の質で早く仕事を完了させる方がいい。ですが、父は仕事に誇りを持っていましたので、何度も同じ箇所を私にやり直させました。妥協が許せないんですね。
私が父の息子だと実感するのは妥協できないところです。少しのことで良くなることも「面倒くさい」という魔物が邪魔をするのです。そんな時、父によく怒られたトラウマが助けてくれます。いい加減な仕事をすれば父に怒られる。
丁寧だとか特別な事をしているとは思っていません。当然という志を高く持って仕事をしています。
塗装業の仕事をしているというだけで知人などからも「何で?」と必ず言われます。大学にまで行って塗装業というとそう思われるのは普通なんでしょうか。確かに同業者を見るとマナーが悪い印象はあります。ですが、塗装業で働いている人皆がそうではありませんし、真面目に一生懸命な者もいます。塗装業をしていると言うと恥ずかしい気持ちがありましたが、今では胸を張って塗装業をしていると言えます。
中里塗装が選ばれる理由
他の業者は良い事しか言わないが、中里塗装は逆にお客様にとってマイナスになる部分をきちんと説明するという点が評価されています。つまりは代表の人間性につながり、この人なら信用しても良いという後押しになっています。
塗装というのはごまかしができる職種であり、そのために手抜き工事が頻繁に行われています。だからこそ、信用・信頼というものが重要であり、そのためにはまず自社施工で工事をする必要があります。
大手になればなるほど下請け業者や孫請け業者が現場で施工を担当しています。しっかりと管理されているようで、実際は見た目が特に問題がなければごまかせてしまうのが塗装です。そして、下請けや孫請け業者にとっては予算ギリギリでの工事のため、いかに節約して利益を出そうとします。そのためにいわゆる手抜き工事や塗り回数を減らすことがあります。
何かトラブルがあればいつも責められるのは現場で工事をしている者です。ですが、これは間違いです。基本的に悪いのは施工している下請け業者ではなく、適正な予算を与えず、無理難題を押し付ける元請け業者なのです。
それを防ぐためには自社で工事をする必要があります。毎日のように現場に出向いて作業内容を管理しても、見ていない部分では必ず手を抜かれてしまいます。またそのことは年数が経たないとわからず、気付いた時には遅いからです。
自社施工で塗装を行うことで中間マージンの発生がないため、適正な予算を確保することができます。ただ、自社施工の最大のメリットは工事額を安くすることではなく、適切な塗装ができることです。こうした方が良いと思うことは私の判断で自由に行うことができます。下請け業者は基本的に元請けから指示された事以外はできません。
中里塗装では代表自らが塗装工事を行います。また少人数で作業をしているため、誰が何をしているかも把握しています。何か問題があった際にその者に責任を追及するためではありません。自分たちが塗装した箇所に何かあった場合、職人にはプライドがあります。それを理解してもらうことで、責任を持って工事を行うことができます。
塗装は技術よりも心の部分が大切であると思っています。それは面倒な部分や手間がかかる事は避けようと思うのが人間です。見えない箇所だからという言い訳を使うこともあるでしょう。ただ、その代償は必ず返ってきます。それを防ぐため仕事ができることに感謝するようにしています。
塗装業は不安定な職種です。天候にも左右され、また毎日仕事があるのが当たり前ではありません。サラリーマンは明日の仕事があるかどうかということを考えることはありませんが、自営業の場合はそうはいきません。何週間も仕事がなかった時代もあります。ただその経験があって今の自分があります。どんなに辛い作業であっても、仕事をしたいのにそれができない辛さに比べれば苦になりません。
安価で良質な塗装工事の実現へ
私がモットーにしていることは何事においても感謝するということです。
「塗装をしてあげている」
こんな事を以前の私は感じることがありました。
今思うと、こんな者に仕事をしてほしいとは思いません。
決して楽な仕事ではなく儲かるような仕事でもないため、それを言い訳に仕事に対してこんなおごりを持ってしまいました。
無理なコストカットばかりを要求するハウスメーカーに嫌気を差しながらも、手抜き以外に生き抜く方法はありませんでした。
毎回、お客様に申し訳なく思いながら仕事をするのが嫌でした。
建前を言いながらもう2度と会うこともないだろうと割り切っていました。
そんな自分を変えてくれたのはあるお客様でした。
そんなに大して丁寧に仕事をしているつもりもない私に「ありがとう」と言葉をかけてくださり、毎日休憩時にはお菓子を帰りにはお土産まで持たせてくれました。
せめてものお礼にとサービスでウッドデッキを塗装することにしました。
お客様はとても喜んでくださり、ありがとうと言われることがこんなに嬉しいことなのだと知りました。
後日、ハウスメーカーの現場監督から電話があり、私はてっきり監督からも「ありがとう」と言われるものだと思っていました。
「勝手なことをするな」
私が勝手な判断をしたことに現場監督はご立腹でした。
また、そのウッドデッキも後に追加工事として提案する予定だったようで、元請けの仕事を減らしてしまった私は受注金額からウッドデッキの塗装代金を引かれたのです。
良かれと思ってしたことが結局は自分の首を絞める結果になり、初めて塗装業をしていて赤字を出しました。
今思えば、一言元請けへ相談して確認を取れば良かったのかもしれません。
営業マンからすれば結果がすべてであり、少しでも売上として数字を出したかった気持ちも今なら理解できます。
ただ、私も人間です。
夏の暑い日に毎日お茶を出してくれ、お土産を持たせてくれることに感謝し、自分の気持ちに素直に行動してしまいました。
どんなに良い仕事ができる技術があっても、仕事がなければ意味がありません。
どんなに仕事の手が悪い者でも仕事を取ってきた者が勝ちだという世界であることを知りました。
自分のやりたいようにしたければ自分で仕事を取るしかない。
このことがきっかけで私はハウスメーカーの下請けから脱却することにしました。
仕事のほとんどをハウスメーカーに依存していたため、無職の日々が始まりました。
なかなかすぐに営業をかけたところで仕事をもらえる甘い世界ではありません。
小さな仕事を初めて請け負った時のことは今でも忘れていません。
どんなに安い仕事であっても、どんなに大変な仕事であっても、仕事がしたくてもできない事に比べれば苦になることはありません。
サラリーマン時代は明日も仕事かと憂鬱になる毎日でしたが、明日も仕事ができると意識が変わってから仕事が嫌ではなくなりました。
仕事ができるだけでありがたい事。
そう思うようになってから、何事にも感謝するという気持ちを持てるようになりました。
そして、結果的にそれはお客様からの感謝もいただくことができ、こういうことを幸せと呼ぶのでしょう。
塗装ははっきり言って技術よりも心が大切であると感じています。
ある程度のキャリアを積めば塗装の仕上がりに大きな差はありません。
ただ、少しでも見えない箇所だからと妥協を許してしまった箇所は差が出ます。
私自身、神経質で細かい性格です。
神経を使い過ぎて疲れることが多く、自分の性格が嫌になる時があります。
ですが、10年に一度の工事を担当させていただくうえで、それぐらい真剣に取り組まなければならないと思って仕事をしています。
塗装は手抜きが可能な工事であると先にお伝えさせていただきました。責められるのは現場で作業をしている者です。ですが、これだけは言わせてください。現場で作業をしているほとんどの人は一生懸命作業しています。悪いのは何もせずに利益だけを抜いている元請け企業なのです。そのことを知っていただければ塗装業界は変わります。