よくある質問

中里塗装に寄せられるよくある質問をまとめました。
お問い合わせ前の参考にご覧ください。

塗装について

塗装工事の予算はどれくらい必要ですか?

建物の大きさや形、劣化の程度など総合して工事金額は決まります。同じ大きさでも80万円で工事ができることもあれば、120万円かかる場合など様々ですので、一概にいくらというお答えはできません。当然、使用する塗料によって金額は異なりますので、良い塗料を使用すれば必然的に工事金額は高くなります。ただ、良い塗料を使用すれば20年塗装しなくても良いということは絶対にありませんので、どんなに良い塗料を使用しても定期的に塗装は行わなければならないとお考えください。

どの塗料が良いですか?

近年は良い塗料が開発され、たくさんの種類のものが販売されています。下から順にウレタン➡シリコン➡フッ素といったランク分けがあります。工事に最もお金がかかる部分は人件費ですので、できれば良い塗料を使用することをお勧めします。そうなるとフッ素塗料が良いのかと思われますが、中里塗装ではフッ素塗料はお勧めしていません。高価なだけでなく、次回の塗装時に塗料の密着に難が予測されるためです。汚れなどが付きにくい反面、塗料も密着しにくいというデメリットがあります。フッ素塗料の期待耐久年数は15年から20年と説明する方もいますが、15年間塗装しなくても良いということではありません。地震などによりクラックは入りますし、台風などの被害を受けることもあります。お家は外壁だけではなく、軒天井、破風、鼻隠し、樋、鉄部など付帯部分も多くあります。
 現在であればラジカル制御型の塗料をお勧めします。コストパフォーマンスに優れ、将来における塗料の密着の問題もありません。日本ペイントのパーフェクトシリーズは多くの塗装業者が使用している塗料です。

工事期間はどれくらいかかりますか?

工事の内容により期間は異なりますが、足場組みから解体まで約1カ月間ほどの見込みです。夏場や冬場においても工期は異なります。特にサイディングのお家の場合はシーリング補修をした後に乾燥期間が必要となります。夏場であれば1週間、冬場であればそれ以上にしっかりと乾燥させてから塗装を行います。中里塗装では基本的に1日1工程しか行いません。しっかりと塗料を乾燥させてから次の工程を行います。正直なところ、夏場であれば1日に2度塗りしても問題はないと思いますが、メーカーの施工マニュアルを順守しています。少人数で行っていますので、1日に1度塗りするのが丁度です。

飛び込み営業の方に大幅な値引きを言われたけど悪徳業者でしょうか?

悪徳業者かどうかはわかりませんが、過度な値引きはやはり信用できないように思います。何を持って悪徳業者と言うのか定義はわかりませんが、高額工事=悪徳ではないと私は思います。きちんとした内容で工事をしてもらえるのであれば、高額であっても納得されるのではないでしょうか。要は高額な工事金額を支払ったにもかかわらず、内容が伴わないから悪徳だと言われているように思います。

塗料の耐久年=その期間塗装の必要がないということですか?

誤解されている方が多いのでお答えします。塗料の耐久年数というのはその期間劣化を抑えることが期待できるという目安のようなものです。あくまで新築時のような健全な状態の家を塗装した際に期待できるというもので、リフォームというのは劣化した状態の家を塗装します。また、劣化の程度は様々であるため、お家の状態によって期待できる耐久年数は必ず変わります。フッ素であれば15年から20年の期待耐久年数があるので、その期間塗装の必要がないと説明する方がいれば素人だと思ってもらって構いません。

吹付と手塗りの違いは何ですか?

手塗りと吹付の一番の違いは塗膜の厚みだと思います。吹付は霧状に吹き付けることによって塗装面よりも周囲へ飛散する量が多く、多くの塗料を使用しますが塗膜の厚みは薄くなります。シャッターの表面など塗膜の厚みが少ない方が良い場合に適しています。見た目もキレイです。ですが、周囲への飛散が心配され、完全な養生(塗料が付着しないようにビニールを貼ったりすること)が必要です。
 一方、手塗りの場合はローラーなどで塗布することが多く手間がかかります。ただ、塗膜の厚みが付き、耐久性は吹付よりも高いです。周囲への塗料の飛散も抑えられます。
工事で最もかかる費用は人件費です。また、塗料の種類によっては吹付でしか施工できないものなどもあり、必ずしも吹付が悪いというわけではありません。適材適所ということです。

工事の工程など写真を撮ってもらえるのですか?

工事の写真は必ず撮ります。1軒の工事で1500枚以上は撮影しています。施工前などは塗装が完了してからではどのような状態であったかわかりません。また、3回塗装したと口で説明しても仕上がりだけを見ればそれが本当かどうかわからないためです。塗装の手抜きは2回塗ると記載があっても1度しか塗装しないことがほとんどです。いわゆる2度塗りです。見た目だけでは私たちが見てもわからないことがあります。ですが、経年によってそれははっきりとわかります。お客様に専門用語を並べて説明するよりも、画像で確認していただき、そこに説明を補足して最後にファイルをお渡ししています。結局は私たち自分の身を守るために行っていました。ですが、お客様からはわかりやすく、ここまでしてくれてと喜びのお言葉をいただきます。また、将来の塗装工事の際にどんな塗料を使用して、どんな塗装をしたかがわかればトラブルを避けることもできます。

どの時期に塗装をするのが良いですか?

これは難しい質問です。この時期が良いと言えばその時期に集中してしまい、少人数で対応している私にはご希望に添えないからです。答えから言いますと、特にどの時期でも心配はありません。ですが季節によってわかる範囲で説明します。
例えば冬場の塗装は適さないと聞いたと言われるお客様がいましたが、それは5度以下では塗装してはいけないというマニュアルがあるためだと思います。また、朝方であれば結露が残っている場合もあり、塗装する上で不具合を生じてしまう可能性があるためです。間違ってはいないと思いますが、冬場でもきちんと塗装ができている現状から言いますと、きちんと対処すれば問題はありません。朝一番に屋根の塗装ができないのであれば、他の作業を進めて午後から塗装すればいいわけです。また、冬は雨天の日が少なく、悪い時期ではないと思います。
秋であれば台風シーズンになるので心配事が増えます。秋の長雨もあります。
夏の場合はとにかく暑いです。塗料のカタログに5度以下は塗装を避けてくださいと記載があるのに、高温時には塗装は避けてくださいと記載がないのが不思議に思います。夏場の屋根に上がればわかりますが、靴を履いていても足の裏が火傷することがあります。それほど高温な状態の上に塗装して不具合が起きないのか心配することがあります。水性塗料であれば煙が出て、塗料が蒸発しているようにも見えます。また、夏場は窓を開けれない状態が続きますのでお客様のストレスがあります。
梅雨時期は嫌がる人も多いですが、私はそう思いません。曇りぐらいの天候が塗装するには最適で、気温も高いので塗料の硬化も早いです。
春は塗装の中では最も繁忙期になります。年度末の工事があったり、季節的にも少し暖かくなって塗装する私たちにとっても仕事をしていて気持ちが良い時期です。ただ、春の嵐などもあったり、繁忙期のため値引きが少ないということもあります。値引きはその会社の忙しさなどによって多少影響もあると思いますので、どの部分を優先するかをお考えください。

外壁について

外壁の種類について

外壁の種類は大きく分けて3種類に分かれます。まず最も多くはサイディングと呼ばれる板を貼ったお家です。施工費用や時間も短く、見た目もオシャレなものなど多くあり人気があります。シーリングの施工がされているのが特徴です。次に多いのはモルタルです。これは和風のお家などに多く見られ、モルタル(セメントのようなもの)の上に吹付などによって柄付けされた外壁です。そしてALCです。戸建ての割合ではあまり見られないですが、ヘーベルハウスさんが有名です。

高意匠サイディングとは何ですか?

サイディングという板を貼っているお家は全体の約8割です。そのサイディング板にも塗料と同じように高対候性の物があったり、長寿命の商品が多く開発されています。車で言えばボディがコーティングされているような状態です。汚れにくかったり、紫外線による劣化を抑えることができる反面、塗装となった場合不具合が生じます。要は塗料が密着しにくいという欠点に変わります。これまで通常の塗装方法で塗装をしたお家が経年劣化によって塗膜が捲れるというトラブルが多く発生しています。これはそうしたサイディング板であることを知らずに、普通のサイディング板と同じ塗装方法で塗装をしてしまったからです。知らなかったという業者の言い訳は通用しません。現在はそういったサイディング板に対応して専用の下塗り材が開発されておりますので、適正な塗料を使用すれば特に問題はないと思います。ただ、未だにそうしたことを知らずに従来と同じ塗装方法で工事している方がいるのも事実です。そうした方が塗装したお家を10年後塗装する際、大きなトラブルになる可能性があります。上塗り塗料(シリコンとかフッ素というランク分け)は気にされる方が多いですが、本来は下塗り材にどの塗料を使用しているかで良い業者かどうかの判断はできます。

外壁の塗装は基本3回塗りと聞きますが、中里塗装ではなぜ4回塗りの提案がされるのでしょうか?

最初に行う塗装を下塗りと言います。これは塗料の密着を良くするために行うことが多く、シーラーと呼ばれる液体を塗布する場合と、微弾性塗料を塗布することがあります。通常はそのどちらかを行えば塗装は可能ですが、劣化が酷い場合などは下塗りを1度行うだけでは不十分なことがあります。4回塗りの内訳はその下塗りを2回行い、中塗り、上塗りを行います。塗装は失敗すると取返しがつかないと説明しました。そのため、不安が残る場合は中里塗装では4回塗りでの提案をさせていただいております。工事に責任を持つ以上、大丈夫かなではなく、これで安心という評価をしなければ責任を持つことはできません。私たちが多くの現場を経験して見てきたからこそ、提案ができると思います。どんなに良い塗料を使用しても、捲れてしまっては意味がありません。築10年のお家と築20年のお家でどちらもこれまで塗装をしていない場合、同じ内容で塗装ができることはありえません。

シーリングとは何ですか?

シーリングとは外壁にサイディング板が貼られている板と板の間や窓のまわりなどに施工されているゴムのようなものを言います。コーキングと呼ぶ方もいます。補修方法としまして、既存のシーリング材を撤去して新しく打ち替える打替え、既存のシーリングの上から打つ打ち増しの2通りがあります。打替え工法で補修するのが理想ですが、撤去が困難であったり、撤去することにリスクがある場合など打ち増し工法で補修することもあります。窓まわりなどは撤去の際に防水シートを切ってしまう恐れがあるため、増し打ちすることもあります。シーリング材は2面接着が理想です。2面接着とは目地の両端のみに接着することです。それに加え底面にも接着するのが3面接着で、建物の揺れの影響を受けやすく、すぐにシーリング材が切れてしまったり、ひび割れたりします。3面接着の場合、既存のシーリング材を撤去するのに手間がかかります。中里塗装ではオート化学工業のシーリング材を主に使用します。オート化学工業のシーリング材は高品質であり、新築の工事においてはシーリング工事に保証が付くほどです。皆さん塗料には関心を持たれていますが、サイディングのお家の場合どんなシーリング材を使用するかも同じく大切です。

中里塗装について

相見積もりしてもいいですか?

それはお客様の自由ですので構いません。ただ、比較するのであれば同等の塗料を使用した同じ内容でなければ比較はできません。補修を例においても、どこまで補修に手間をかけるのか内容は様々です。同じ塗料を使用しても、ベテラン職人が塗装するのか見習いの若い者が塗装するのかで仕上がりに差があります。

なぜ他の会社と比べて金額が安いのですか?

まず自社施工であるからです。下請け企業に外部委託するのではなく、私が直接工事するからです。また、駅前に支店があるわけでもなく、営業社員もおりません。つまり、経費がいらないからです。営業社員を雇ったり、営業所を多く開設することによって費用がかかります。見積り対応などは代表の私が自ら行いますので無駄な経費がかかりません。無駄な経費を削減し、同じ費用を使うのであれば少しでも良い塗料を使用したり、実際の工事に手間をかけることに使う方がいいと考えています。私自身、現場に出ておりますので他の会社と違いお客様の対応がこちらの都合になることが多くご迷惑をおかけしております。申し訳ございません。ですが、営業社員などの説明は私からすれば素人と同じです。実際工事が始まって、聞いていないと不満を漏らすお客様がいるのも事実です。実際に工事に入る者だからわかること、そしてこれまでの現場経験によって説明させていただきますので安心してください。

保証はありますか?

答えから言いますとありません。ですが、保証があると大きな声で言う会社ほど保証がないに等しいと思います。例えば、外壁に割れが発生した場合、その箇所を簡単に埋めて塗装する。ただし、補修跡が他の外壁と色も違い見栄えが悪くなります。それで保証と謳っている人に言いたいのですが、その程度であれば仮に保証がなくても、あるいは保証期間が過ぎてしまっていても補修するのが工事を担当させていただいた役目です。その補修跡が目立つので、1面すべてを塗装し直して初めて保証と言えると思います。また、10年保証を付けている会社もありますが、10年後その会社があるかどうかわかりません。これまでそういったトラブルなどがありませんので、どのような対応をしたらいいのかわからないというのが本音です。ですが、こちらの施工不良で何かあった際は期限を設けず無償で対応させていただいております。また、工事中に周囲の車を汚してしまったり、物を壊してしまった場合は賠償保険に加入しておりますので、ご安心ください。

なぜ少人数で行うのですか?

それは責任を持たせるためです。大手になればなるほど下請け業者が多く存在します。有名なハウスメーカーで依頼したところで、腕のいい業者が来るのか悪い業者が担当することになるのかで差が出ます。当たりはずれがあるようでは良い塗装工事はできません。大勢で作業をしていた場合、現場経験から話をさせていただきますと作業のしにくい箇所などはいい加減になったり、人任せにする場合があります。誰がそこの箇所を塗装したかわからないことが多いです。言い方は悪いですが、日雇いで作業しているものと、成果がすべて自分に返ってくる自営業者が同じ質で塗装をしているかと聞かれれば違うと思います。また、結局はわからない部分はいい加減にしてしまう人が多く、責任を持つうえではそれは困ります。そのため、必然的に自社施工をするしかないのが本音です。